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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第28章 未来でデート
塞いだ私の手を取ると手首の薄いところに唇をあてられて…
その言葉の意味を想像するだけで、じわりと身体の中心がまた熱くなった
信玄様の少しはだけた浴衣から覗く傷跡が痛々しくも見える。
早く良くなりますように…
信玄様の胸に顔を近づけると、願いを込めて私はその傷跡に優しく口づけをおとした
「これは俺の命の証だ。君のそれと同じだな…」
静かにそう言うと、私の浴衣に指をかけて袷を少し広げ
胸の谷間に見える古い傷跡を指でなぞった
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