• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第27章 愛の言葉




「書いた手紙が、どれくらい残るかわからない。もしかすると、一つも残らないかもしれない。だから、できるだけたくさん書いてほしい。」


五百年前に戻ったら…私と叔父さんは二度と会えない。
そんな私たちを繋げられるのは、確かに手紙しかない。

「う、うん。書く!!いっぱい書くよ!!毎日…毎日、書くから…っ…!」

止まっていたはずの涙がまた自然と溢れた。

「もう泣くなっ…。泣かなくていいから…乃々がちゃんと幸せになったかどうか…それだけが知りたいんだ。…何かあっても、もう俺は助けてやれないんだから」

私の頭を信玄様とよく似た大きな手が、宥めるように撫でる

/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp