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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第26章 もう一つの戦い
「……入って、佐助くん。叔父さんも」
私も信玄様から離れ、佐助くんのために椅子を持ってくる。
「ありがとう、乃々さん」
佐助くんは椅子に座り、信玄様をじっと見つめる。
「信玄様…」
「久し振りだな、佐助」
さっきまでのおどけた空気は立ち消え、信玄様も真面目な顔をする。
「…ありがとな、色々と」
「いいえ。信玄様がお元気そうで、本当によかった」
信玄様と佐助くんは、固く握手を交わした。
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