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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第2章 春日山城の人質
あなたが私をさらったからでしょ?!
そんなこと言い返す気力はない…
力なく信玄を睨む私。
「さ、まずは水を飲まないと。」
睨む私の視線などどこ吹く風の信玄が私を抱き起こすと、水の入った器を口元に運んだ。
誰が飲むものですか!!!!
本当は一気に飲み干したい
でもこの男(ひと)から飲ませてもらうのだけは絶対嫌!!
ふいっ!っと
顔をそらして拒否する
「飲みたくない。か〜」
困ったな
という風な顔をして暫し思案すると
パッ!!
と何か思いついた顔をした。
次の瞬間ーーーー
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