第24章 束の間の休息
…………
甘いひと時を存分に過ごした私と信玄様は、幸村と謙信様にタイムスリップについて説明すべく佐助くんと広間にいた
最初は半信半疑だったふたりも、佐助くんの丁寧な説明で納得してくれたけれど……
この状況……大丈夫なの?
私は信玄様と佐助くんのおかれた状況を、ただ黙って不安げに見ていた
「なあ、幸。そろそろ正座崩していいか?」
「謙信様も、刀を鞘に収めてもらっていいですか。」
「うるさい」(謙信・幸村)
正座をした信玄様と佐助くんを謙信様と幸村は、怖い顔をしてふたりを見下ろしている。