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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第23章 最後の戦い
「っ、信玄様、それなら俺が…」
信玄の身体を心配する幸村を信玄が制した
「いいんだ、幸。行かせてくれ」
「……っ」
太刀を強く掴むあまり、信玄の爪先が白んでいる。
それを見て、幸村がはっと沈黙した。
「顕如の陣営を叩く精鋭は、三ツ者を中心に編成する。忍びなら、兵とは違い目立たずに接近できる」
「では、その精鋭の中に俺も入れろ」
「……信長! お前が? なぜだ」
その場にいた武将たちも、驚いた様子で信長の顔を見た。
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