• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第23章 最後の戦い





顕如からの使者によって、乃々がさらわれたことを知った織田軍と武田・上杉軍は、すぐに本陣で軍議を始めた。

「顕如はこちらが不用意な行動をすれば、乃々を殺すと言っている」

「顕如に知られずに動けば、問題ねえ。少数精鋭で顕如の陣営を夜襲し、その混乱に乗じて乃々を救出する」

「危険な策だな」

信長の言葉に信玄が答えると大太刀の柄を、ぐっと握る。

「残念ながら、綿密な罠を張るような時はない。だからこそ、救出には俺自ら行く」

落ち着いた声と裏腹に、信玄の瞳には怒りの燈が揺れる

/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp