• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第2章 春日山城の人質





「…の…信長様?!」

「貴様のその呆けた顔を見たら、夜伽する気も失せた」

驚いている私の瞳に信長様の親指がかかると、滲んだ涙をすくった


あ…私……泣いてたんだ……


自分でも気づかないうちに泣いてたらしい


「あ……」


24歳にもなってこんな事で泣いちゃうなんて…
きっと経験ないのバレバレだよね…
は…恥ずかしい……


あまりの自分の不甲斐なさに恥ずかしくなり、起き上がって両手で顔を覆う


「乃々。聞きたい事がある」

「何ですか…?」

ゴロンと肩肘ついて横になった信長様の方を、恥ずかしさで見られない。


「お前のその刀傷は何だ?」


すると、信長様が私の胸を指差して言った

/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp