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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第2章 春日山城の人質
「やっときたか…。」
行燈の光が揺らめく中、褥に横になった信長様が私を見つめる。
ゴクッ……
緊張の余り喉が鳴った
「乃々」
差し出された信長様の手を見つめるだけで
身体が震えて一歩も動けない
胸の前で両手を握りしめるだけで精一杯
行かなきゃ……
逆らえない…
意を決して信長様の手に震える手を伸ばすとーーー
瞬間!!!
グイッ!!!と、手を引かれ
私の身体はあっという間に褥の上に倒された
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