• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第21章 二人の想いは一つに



「信玄様、私は……」

「わかってる。織田軍のもとへ帰るんだろ」

「…はい」

私の考えなんて、本当にお見通しなんだな

静かに笑う信玄様を見て、胸が切なく疼く。

私のことを心配して…守ってくれようとしてる、みんなに何も言わずに姿を消すなんてできない


信玄様と共に生きて行くことを
信長様にもみんなにもちゃんと分かってもらわないと…

「…ごめんなさい」

「謝る必要はない。
君が織田軍の奴らのことを大切に思ってることは知ってる。だが……」

「今から、本音を言おうか」

「え?」

あ…っ

信玄様はぎゅっと私を引き寄せて、掠れた声で囁いた。

/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp