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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第14章 戦の跡




「君は…本当に律儀な子だな。あんな風に君がなってしまったのは、俺のせいだろう。俺を罵ったって罰は当たらないぞ。」

少し、間を開けて…

「俺の方こそ…すまなかった」

信玄様の言葉にびっくりして顔をあげると、同時に顔をあげた信玄様と目が合って思わず笑みが溢れた



「…あれは…あの取り乱してしまったのは…私の責任ですから。信玄様のせじゃないです。あれでは……医者としては失格ですね」

フラッシュバックを起こした自分を冷静に思い出す

完璧にPTSD症状だったな…

あの事が自分が思ってた以上に、精神的に影響を与えていたとは思ってもみなかった


「…それに、私を利用したことも……信玄様には信玄様の事情があったからですよね」


謙信様や幸村、佐助くんの顔が浮かぶ


みんなにあんなに必死に庇ってもらって…
信玄様自身が仲間を大切にするからこそ、沢山の人に慕われるんだろう…

そう思うと、戦に利用されたことも少しだけ理解できた気がした
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