第9章 掴めない心
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乃々の部屋を出た信玄は、軍議をしてる謙信の元へ向かった
「おう。待たせたな。」
ぶっきらぼうに言って、謙信の横に座る
「信玄様遅いっすよ。またどこほっつき歩いてたんすか?」
「ん?あぁ、ちょっと美女との逢瀬でな」
幸村が横目で睨むのを色っぽい流し目で交わす信玄
「お前の戦略遊びに付き合ってあの女を連れてきたが、いつになったら戦ができるのだ?」
こいつはほんとに、戦狂いだな…
「佐助。安土の連中の様子はどうだ?」
安土で見た時も可愛い子だとは思ったが、実際そばに置くと思った以上だった…
だが、必要なら利用する…
俺にはもう時がねぇんだ。
この身体が言うこと聞くうちに信長を討つ