第1章 私の想い人R18
(…綱手様
ありがとうございます)
「"色"の秘技の取得は、君の今度の任務には必ず必要になる
君しか出来ない、任せられないものだ
と綱手様からは言付かっている
悪いが嫌だからという理由で避けては通れない
習得難易度はSランク
正直いうと…俺としては、君にはあまり"色"は使って欲しくはないんだ、けどね」
後の方はモゴモゴとよく聞き取れず、思わず耳をそばだてる
『…え?』
「え?あ、いや……何でも」
すっと立ち上がると、先生は背を向けてしまった
「さ、準備が出来たら出発だ」
『あ、はい!』