第3章 カカシ先生の指導R18
「俺、カッコ悪…」
カカシさんが徐に頭を抱え込む
『え?!
…な、なんでそんな事』
「だって君にこんな簡単にイカされちゃって
君が達っしやすいなんて…偉そうな事は言えないね
まさかくノ一の秘技がこれ程とは…思わなかったよ
これに関しては、俺からの指導なんて何もいらないかも…はあ、情けない」
『か…カカシさんがカッコ悪いなんて、そんな事っ…』
あり得ない!
強くて、なのに優しくて、私にとっては誰よりも格好いい、大好きな人なのに
…そう言いたい
でも後半は口には出せずに頰が熱くなるのを感じて、それを見られまいと、顔を隠すように瞼を伏せた
すると、伸びてきた腕にまた強く抱き締められる
苦しいくらい強い力だ
「ありがとね
すごい…気持ちよかったです
でも敢えて教授させて貰えるなら…はは、もう少し手加減して…かな…?」
そう言って見せてくれた顔は、いつもの優しい笑顔だった
『は、はい!』
「唇で練るチャクラは難しいね、弱くするのは特に
でもあと少し、かな、殆ど合格
これなら立派に口淫の技で、相手は籠絡されちゃうよ」
しばらくすると気持ちが落ち着いたらしい彼のその力が弱まり、おでこに優しいキスを落とされた
「今日はもう寝よう、おいで」
引き寄せられ、腕の中に守られる様に抱き締められた
こんな風に眠りにつくもの始めての事だ
『カカシ…さん』
胸が…ざわざわする
「嫌、かな?
でも恋人ってこんな風に、抱きしめ合って寝るでしょ?」
『あ…いえ
だ、大丈夫です』
き、緊張は…する、けど嬉しい
「その…可愛いかったよ
俺で感じてくれてる君も…俺のことを必死に…慰めてくれようとしてくれた、君も
修行なのに、それを忘れそうになる程にね
ホント君は、優秀
俺が相手上忍に選ばれて…光栄だよ」
そう言って優しく頭を撫でてくれる
褒めて…貰えた…?
私…上手く出来てたのかな?
カカシさんを幻滅させてないのであれば、嬉しい
私達はその夜からまるで本物の恋人の様に、身を寄せ合って眠りにつくことになった