第2章 その後
そうして散々求め求められてからの次の朝、目を覚ませば隣には静かな寝息をたてながら満足そうな顔の太志郎。
カーテンから少し朝日を入れればパーマがかった金髪がキラキラ光る。
(天使か!!いやおっさんに天使て!)
とツッコミを入れつつ、太志郎の体つきに惚れ惚れし、
(早くお腹の上に乗りたい)
としょうもないことを考えては昨晩の太志郎を思い出して赤面する。
起きた時から繋がれていた手は一晩中そうしてあったのだろう。
「んー名ー」
「おはよう」
「まだ寝てよーや」
そう言って名の腰に手を回してくる。
「もーしゃーないなぁ」
いつでも好きですよ。
私のファットガムさん。
それから後日。
「あっという間に戻りましたねファット!」
「名さんのおかげですね」
すっかりまん丸に戻ったファットガム。
「名はうまいからなぁ!あっという間や!」
はっはっはっ!と笑うファットガムと隣では色々と疲れきった名と
「本当に仲良いっスよねファットと名さん」
「おかげで美味しいもの沢山食べられて良いよね」
と話す切島と天喰であった。