第4章 ヒーロー基礎学
次々と対人訓練は行われ、最後に俺の番になった。ヒーローがJチーム(切島、瀬呂)、俺はビィラン役になった
(全員の個性充分過ぎるくらいに見れて良かったな。
さてと、男男やたら言ってた切島は恐らく真正面からくるだろうし)
俺は入口の天井に張り付きスタートの合図を待った
予想通り2人は真正面の入口から入ってきた。俺の真下に硬化をしていない切島そのすぐ横に瀬呂。
俺は天井から反発を使って勢いよく切島の首に回し蹴りを食らわし気絶させ間髪入れずにその音に驚き振り向いた瀬呂に対し後ろ回し蹴りを食らわしダメージを受けている間に2人をテープで両腕を固定し、確保した。
(おいおい嘘だろ。轟少年も恐ろしく早かったが、少女は強すぎる。開始して1分も経ってない、もしこれが本当の戦いだったら2人は...)
「オールマイト先生勝負決まりましたよ」
八百万は固まってしまったオールマイトに声をかける
「あ、あぁ。勝者少女」
モニタールームに戻ってオールマイトから好評を聞く
「言うことなしだ、素晴らしい戦いだった」
「少しいいですか。」
八百万が手をあげる、質問をしたいとの事だった
「もし、あそこで気絶しなかったらどうするつもりでしたの」
「最初に切島を狙ったのは硬化されると面倒だから。あれに反応出来るやつはそうそういないでしょ。だから気絶は確定。絶対的。」
俺の言葉でモニタールームは張り詰め冷たくなったが空気を読んだオールマイトの指示で教室に戻った