第21章 それぞれの道へ
「君と、生まれてくる子供たちを支えマッスル!」
「ふふっ。頼もしいお父さんだね」
「ポリアフ。ずっと仲良くいようね」
「うん!」
一松とトド子は庭にいた。
「ストーグロックもなくなったから、どこで暮らしていこうか…?」
「ん…。なんか、ごめん」
「ううん。そうじゃなくてね、縛られなくてもよくなったのは、すごく感謝してるよ?でも、これから住む所を探さないとね」
「そうだな。俺もあの洞窟に戻る気はないし…。おそ松たちのとこで暮らすか?」
「んー。私がドラゴンになっても迷惑がかからなければいいけど」
「あー…。まあ、何とかなるんじゃない?だって、お前の両親が、全てがいいようになる世界にしたって。だから、大丈夫だろ」
「いっち…」
「それに、俺がゴールドドラゴンになるはずだったんなら、俺がお前の願いを叶えてやるし…!」
「ありがとう、いっち。だーいすき!!」
「なっ!!だからやめろっつってんだろ?!」
「いいじゃない、夫婦になったんだし!」
「せめて、二人で住む家を探してからにしろ!」
「もー、恥ずかしがりやなんだから。……かわいい」
「ぁあ?!最後、なんつった?!」
「んーん、ぶぇえつにぃいい?」
「ぶち○してあんあん言わす!」
「いいもーん。子供できたら産むし」
「…………っっ!!もう寝る!来い!」
「んふっ。はぁい」
そしてチョロ松とケイトは部屋にいた。チョロ松はなぜかベッドで正座している。
「あ、あの!」
裏返った声を出すチョロ松。
「はい」
「ぼっ…………!ぼぼぼぼぼ僕のおおおおおおおお嫁さん!!!」
「ふふっ。ケ・イ・ト」
「けっ…………!けけけけけケイト!………さん」
ケイトはチョロ松の手を取った。
「今からそんなで、どうするの?これからはずっと一緒なのに」
「そ、そうだよね!ずっと一緒にいるんだよね?!わ、分かってるんだけどね?分かってるんだよ?分かれば分かるとき分かってるんだ!……………………あーーーーーー!!!!誰か僕のケツ毛燃やして!!」
「チョロ松さん!!」
チョロ松の顔がケイトの胸の谷間に埋められた。
「しっかりしてよ!王になるんでしょ?!」
「…………ケイト…。柔らかい……。女性ってこんなに柔らかいんだね。いい匂い……。そうだね、君とこの城を支えなきゃならないよね」