〈男主 BL R18〉 夢、鳴り止まぬ鐘。鬼滅の刃
第3章 青、囲まれる白。冨岡義勇&竈門炭治郎
「はぁ…」
どうしよう。
部屋を離れたは良いが、あそこは自分の部屋だから帰る場所もないし、
こんな格好だし…
…竈門くん、困ってるよね。でもなぁ…あのまま触るのを続けられたら、多分乳首が大変なことになってたから(あれ以上敏感になったらやばい…)、抵抗したのも仕方なかったかもしれないし…
「?あれは…」
トボトボと庭を歩いていると、ふと鍛錬している人物が目に入った。
「冨岡さん?」
「!あぁ、純か。」
冨岡さんも藤の家に来ていたんだ。夜遅くまで鍛錬なんて、本当に努力家なんだな…
「今は鬼狩りはお休みですか?」
「あぁ、怪我をしてしまったからな…それより、その…服が…」
「?」
服?何のことだろう。
そう思い、自分の体を見ると…
「!!!!!!」
思わず声にならない悲鳴をあげてしまった。
俺、服をなおし忘れてたのか…!
咄嗟に後ろを向いて服をなおす。
「す、すみません…」
「構わない」
今日は1日、俺のドジがすごすぎる日だな…
とほほ、と声に出してしまいそうだ。そう反省していたら、なんだか冨岡さんの様子が変だ。足音がこっちに向かってくる…
不安になって後ろを向くと、冨岡さんの顔がすごく近くにあった。
「えっ、あ、あの、冨岡さ、」
「その首筋の跡はなんだ」
「…え?」