第7章 かみかざり
なで、なで··。
(あったかいな、優しく。)
「いいぜ、ありがとな!」
「どういたしまして。」
「まだマフィアの日あるんだろ?」
「そうですね、しばらくは探偵事務所と、澁澤さんの屋敷ですね。あっマフィアは来週あたり」
「来週、か··(間に合うな)お前も大変だな。探偵事務所は分かるが白麒麟の屋敷とか··。」
「でも澁澤さんも罪を償ってますし」
「···その優しい所が周りから好かれるんだな」
「中也さん?」
「じゃ来週なったら俺の部屋に来てくれないか?」
「分かりました!失礼しますね」
挨拶をして歩き出すと
ぐいっ
「のわっ!」
ぎゅっ···。
「···しばらく会えないから今だけ」
「分かりました」
中也さんの優しさを私は感じる
あったかくて
優しい中也さん