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汚れつちまった悲しみに -花-

第7章 かみかざり




☆☆☆ミ

「天音」

くるっ
「はい!どうしましたか?中也さん」

「あっ··あー最近はどうだ?疲れないか?」

(お母さんみたい)

「いいえ、マフィアの皆さんが良く教えてくれますし。問題ありませんよ!でも強いて言うなら」

「····?」

「中也さんが疲れてませんか?」

ぱちくり
「俺が?」

「私の勘違いならいいんですが。····御無礼失礼します」

そう呟いてあいつは俺の頭を撫でる。

「中也さんは偉いですね。良く頑張ってますよ」

「·····、それは俺だけか?」

「はい、中也さんだけですよ」

ふにゃ
「お前の手、俺は好きだな。なぁもっと撫でてくれないか?」

「はい、いいですよ」
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