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汚れつちまった悲しみに -花-

第7章 かみかざり



ーーーー····

ガチャ
「中也さん失礼します」

「おっ!久しぶりだな」

「すみません中々行けなくて」

「いいって事よ。···大丈夫だな」

「?、中也さん··?」

「ちょっと目をつぶってくれねーか?」

すっ···。
「·····」

(おりこうさん)

「いいぜ」

合図と共に目を開ける。

目の前には優しい笑みを浮かべる中也さん

「俺の服を着てくれて俺は其れだけで満足していた」

「·····」

「でも、其れだけじゃ足りなくてよ。···鏡見てみろ」

すっと渡された鏡に映るは

「髪飾り··お花?」

「インディアン·ジャスミンって言う花をモチーフにした髪飾りを買ってみたんだが、似合うな」

「こんな高価な物···」

「俺だけの天音でいて欲しい」

どきっ···。
「···っ」

「インディアン·ジャスミンの花言葉分かるか?」
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