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汚れつちまった悲しみに -花-
第2章 かざぐるま
「さてどこから回りますか?中也さんが気になる物があれば」
気になるもの
ーーかざぐるま
「まだ来たばかりだから見ねーと分からねーよ!」
ふふ
「そうですね、ゆっくり回りましょ」
私は歩き出すと、
ぱしっ
「待って···!」
あの時と同じ顔をした中也さんが私の手を握る。
『········』
(思わず手を掴んじまった···どうしたら···)
ぎゅっ
「中也さん、私は方向音痴なので手を繋いで歩いてくれませんか?」
「天音····っ、仕方ねーな!」
こうして私達は歩き出す
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