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汚れつちまった悲しみに -花-
第2章 かざぐるま
どんちゃん
どんちゃん
ぴーひょろろ··
がやがや
わいわい
「中也さんは祭り初めてですよね?」
「··悪いかよ」
ふるふる
「悪くありませんよ。私も2回目ですから」
「2回目?」
「はい、初めは親と、そして2回目は中也さんとですよ。」
かああ··
「···っるっせー··よ」
私は中也さんと祭りに来た
あの夜、中也さんは確かに怯えていた
だから私は中也さんを太宰さんより優しく接した。
怖かったら手を握り
嬉しかった時は頭を撫でる。
幼い子供の嬉しい事を···
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