第6章 ぬくもり
ぐりぐり···
(落ち着く)
(何故か中也さんの部屋に連れてかれ倒されこの状態···甘えたいのかな?)
最初の頃よりは表情も行動も落ち着いて、
太宰さんとは相変わらず喧嘩するけど···
ぽん··ぽん···
「中也が落ち着くなら何時でも言ってくださいね」
もに··
「いいのか?」
「はい」
「なら···もっと触らせてくれ」
「···えっ?」
プツッ··プツッ···
「色んな感情を教えて貰った。満たされた。でも··これは何だ?」
触りたい。
触れたい。
深く···俺だけの···
「ち··中也さん?」
むにゅ···
「声···出すなよ」
「ーーー!」
がぷっ
(歯型··ついてる、でもまだ足りない)
びくっ
(中也さんどうしたの?··何か嫌な事あったのかな?)