第4章 もやもや
そんな太宰を見たことないし、何故か俺には
「·····(天音は太宰に甘いのか?)」
ずきっ
(····まただ)
こうした時に痛くなる。
もや
(もや?)
俺の中に何かが生まれた
ーーーー····
カチャッ
「中也さん、紅茶いれてきました。」
コトッ
「ありがとう」
ふたりでいる時は幸せ
うーん
(天音に聞いてみるのも····)
「あっ」
「どうしました?」
「あのよ···」
「はい」
ーーーーー·····
ぱたん
「で、俺を探していたと」
「あぁ、前に色々教えてくれたしよ···何か手前には不思議と言える」
「ふむ、中也は天音をどう見てる?」
「どうってそりゃ···優しい、ぞ」