第3章 こわれたこわれた
「なぁ」
「どうしました?」
「俺はもっと、天音といたい」
ぐっ···
「俺だけの母さんになって欲しい」
この気持ちでいいんだよな?
だけど·····なんでこんなに····
ぽろっ
「胸が····痛いんだ···」
ぎょっ
「中也さん!?どこか痛む所あります?」
「痛くない····痛くない」
「中也さん、ちょっと外行きましょ」
「····あぁ」
ーーーーー····
すっ
「中也さんどうぞ」
中也さんに紅茶の入った水筒を渡す
「すまねぇ、暖かいな」
「落ち着きましたか?」
「少しな···あのよさっきの事は忘れてくれ」
「·······」