第3章 こわれたこわれた
手を伸ばす。
確かに夢の中で俺は···
ひょい
「やっと起きた♪」
「··········」
「全く中也の分まで任務こなした私に有難みを感じてね~~··で、何で手なんか上にあげてるの?」
「ああぁぁぁ!!!!」
天音ではなくクソ太宰だった
-同時刻-
「ああぁぁぁ!!!!」
びくっ
「!?今···中也さんの声が···」
「多分太宰だろ」
かたん··
「すみません織田作さん一旦抜けますね。痛みとかは大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、ありがとう」
「よかった···」
パタン···
(太宰も素直になればいいんだがな··)
ガチャッ
「中也さん?!···って太宰さん!?」
「中也が死んでるか見に来ただけ~」
げほげほっ
「さっさと···出てけ!」
「あわあわ··太宰さん、中也さん熱がまだありますから部屋から出ましょ?」
「君はまだ出ないんだろ?」
「片付けたら出ますよ。」
「終わったら私の部屋に来てね」
パタン···