第3章 こわれたこわれた
きょとん··
(私が中也さんを好き?)
「·····(言葉が出てこない。やっぱり···)」
ぎゅう···
「···!ちょっと」
「確かに私は中也さんは好きですよ。」
がん
「····!」
「だけど、太宰さんの事も好きですよ。よしよし」
「本当に?」
「はい、治」
「·····っ、ばか//」
ーーーーー·····
ガチャッ
「···失礼します(小声)」
私は新しく冷やしタオルを中也さんのおでこに置いた。
ひやっ··
「···あま、ね?」
「起こしちゃいましたか?」
「いや·····大丈夫···だ」