第3章 こわれたこわれた
パタン
コッコッコッ····
(食欲はある、首領から頂いた薬も飲めた。明日あたり様子見だな····あっ)
中也さんの部屋から出てちょっとした所に太宰さんがいた。
「お疲れ様です太宰さん」
「誰かさんの分まで任務だからね」
(怒ってるな···)
「なにか飲みますか?」
「あったかいの」
「部屋に持っていきますね」
ぎゅむ
「一緒に行く」
離れないこどもがもうひとり
ーーーーー·····
こく···
「······」
「どうですか?」
「あまい」
「疲れには甘いのが1番ですからね」
「さっき中也の部屋通った時に君は「中也」って呼んでいたね。なんで?」
「·····(理由ないんだよな···)」
「言えないこと?····まさか中也が好きなの?」