第3章 こわれたこわれた
ぼー···
「かぜ··?薬飲めば俺は··大丈夫なのか···?」
「大丈夫ですよ!ちょっと薬貰いに行きますね。中也さん待っていてください。」
「すぐ···きてくれ···」
なで··
「分かりました」
パタン···
とすっ
「はい風邪薬」
ぺこり
「ありがとうございます。首領」
「私も看病してもらいたかったな~」
「首領にはエリスちゃんがいるじゃないですか」
むむ
「エリスちゃんは異能だもん!たまには··」
ぎゅう··すり
「首領··!?」
「人の心音が恋しくなるのさ」
ーーーー····
ガチャッ
「中也さん、薬の前に何か食べれますか?」
すー···
「···ぅ··ん」
ほっ
(よかった寝れてる)
薬とお粥を机の上に置いて冷やしタオルを取り替える。
ひたっ
「·····ぅ」
「起こしちゃいましたか?」
「かぁ···さん··」
まだ熱で頭がぼやけてる。