第3章 こわれたこわれた
パタン
「よく太宰くんの扱い分かるね」
「首領よりは分かりません。私は太宰さんの全てを知ってる訳ではありませんからね。」
「だけど君だから太宰くんや中也くんの気持ちが分かるんだろうね。中也くんね···」
ーーーーー······
ごぽっ···
まただ···
冷たい水の中にいる
だけど··
手を伸ばすと
ぎゅ···
(誰だ···?)
俺の手を掴む
・・・ぱちっ
「····あま、ね··?」
「あっ起きましたか?」
「体、痛い···俺は死ぬのか?」
「死にませんよ。風邪って言う病気です今首領が薬を作ってるので飲みましょうね」