第9章 あわあわ
たたた
「中也さんこっちに来てください!」
「嗚呼··(何方が子供だよ)」
(···人魚姫は王子を刺して血を浴びれば人魚に戻れる)
俺は毎日血を浴びてないが見ている。
ぴたっ
(俺は····彼奴の血を浴びれば···ずっと隣にいれるのか?)
「中也さん。どうしました?」
はっ
「天音」
「また考えてましたか?人魚姫」
「····悪いかよ」
「悪くありませんよ」
「何で人魚姫は消えたんだ?」
「王子様を愛していたからですよ」
ごぽっ···。
ーーー···私は貴方を··愛していました
「天音は···」
「はい?」
~~···♪
[まもなく、イルカショーが始まります]
「·····っ、見たいか?」
「そうですね、今は泣きそうな中也さんの手を握る事が優先ですね。今から皆さんはイルカショー見に行きますが、私達はゆっくり見ていきましょ」