第2章 かざぐるま
じー···
「·······」
「あの····(すごく見られてる)」
深い赤色
なんか顔色悪そうな人
ぐいっ
「ふわっ!」
「おい手前、俺の女に手出すな!」
「中也さん!?」
「ほら行くぞ!」
ぺこり
「助けて頂きありがとうございます。失礼します」
「また、会いましょう。·····天音」
ーーーー·····
ぷんぷん
「んだよ!知らねー奴に持たれかかんなよ!」
「ごめんね、中也さん」
ぴたっ
「···俺も悪かった。先に歩いてよ」
すっ··
「中也さん?」
「手···繋ぐから出せ···//」
「ありがとうございます。」
ぎゅっ
握った手は最初より汗ばんでいた