第7章 わたしはネコであり､悪魔である

ーーーーー····

ｶﾞﾁｬｯ
「失礼します｡今日の書類確認お願いします｡大宰さん」

げんなり
「うげぇ···いくら悪魔の主である私でも毎日はやる気無くなるよーー！」

(珍しく子供｡)

「確かに｡毎日は大変ですが···あれ？大宰さん何か甘い匂いしませんか？」

がさっ
「私の"飼い主"の"お土産"さ｡まぁ今は···別の主の物だ···あっ！皆に伝えておいて｡私を呼ぶ時は··」

「えっーーー」


ーーーーーー····

ｶﾞﾁｬｯ
からんからん
「あー··｡今日も魔界の空は澄んでる··」

「にゃー」

「あっ｡おはようダーク｡今日もよろしくね···あれ？手紙がある」

かさかさ

『ごめんね天音！今日はカジノが忙しくて手伝いに行けない！··マフィンが店に並ぶのを楽しみにしてるよ！』


「あちゃー··｡シグマさん今日は来れないんだ」

「···みー」

「ん？私を心配してるのかい？」

うごうご
ぴょん！
ててて···

「きゃっ！ダーク！？」

黒猫は走り去る