• テキストサイズ

人間失格 -愛-

第6章 こども




しばらく太宰さんがふたりに増えて
国木田さんの怒りが更に増えた

私は変わらず色んな所でアルバイト

行先を教えてないのに何故か必ず小さい太宰さんがいる



ちょこん
「やーだー!」

「泣かないでください太宰さん」

「私も行く!静かにするから!」

「ちゃんとお利口にしてくださいね」

ぎゅっ
「はーい!」

ぽんぽん
(子供のまんま)

「天音は···小さい私が消えたら泣く?」

「いきなりどうしたんですか?」

ふるふる
「なんでもないよ~。じゃ帰る時呼んでね!」


パタン

(自分を分かってるのかな?)


☆☆☆



ガチャ
「ただいま」

ぎゅっ
「おそーい。大人の治寂しかったよ」

「安心したまえ。小さい私がずっといたからね!」

「此奴きらい」

「露骨な反応」

「小さい私も大人は嫌い~でも天音はだーいすき」

ぎゅっ
「ありがとう」

ぶわわっ
「大人も好きだもん!」
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp