第6章 こども
きょろきょろ
「天音さんは?」
「社長に報告」
(天音さんも太宰さんの相手大変だろうに···)
「敦」
「ん?どうしたの鏡花ちゃん」
「敦の気持ちは天音にとどいてる」
ぼん!
「!?」
☆☆☆
「と、言うことで太宰さんはふたりになっています」
「··彼奴は忍びの末裔か?」
「私も最初は考えましたが···。今の太宰さんは何だか楽しそうです」
「そうか。しばらくは様子見だな」
「はい」
「天音」
「はい」
「···お前だから太宰も安心するんだろうな」
(彼奴が現れた日を思い出す)
笑顔の仮面
「····社長」
だだだ
「さすがに太宰2人はきつい!」
だだだ
「私は子供だもん!」
『·······。』
に。賑やかだ