第2章 あいあい
だけど
名前呼ばれる度に私の中にある"何か"が疼く。
上手く言えない
ガチャッ
「どうしましたか、森さん」
「あぁ太宰くん、仕事を頼むよ」
「分かったよ」
ーーーーー······
バババババババ···
『ぎゃあああああああああ!!!!!!!』
ジャキッ
「次、撃て」
銃撃音の中に居れば私は死ねる?
私は音のタイミングを見て足を滑らす。
そして
「太宰さん!」
誰かの制止と共に銃弾が1発
チッ···
(····死ねない)
ーーーーー······
ちょんちょん
「痛い」
「我慢してください。少しの間だけですから(血だらけの腕で私の事呼ぶからびっくりした)」