第6章 こども
「··お前は"幸せ"だ」
「えっ··!織田作!」
夢が···覚める。
ーーーーー···
「織田作····っ」
目を覚ます。
体はまだ小さい
むくり
(何時まで小さいんだろ····。)
もぞっ
「どうしました?治さん」
「····天音。ごめん」
ぎゅっ··うう
「····怖い夢見た」
「今は怖くありませんよ。さっまた寝ましょ」
「うん···天音··すきだよ」
「私もよ···」
織田作
私は幸せだよね
ーーーーー·····
ぴぴぴっカチッ
「う~···ん、重い」
体の上に何かがのしかかってる。
恐る恐る布団をめくると
すやすや
「····すぅ」
「だ···太宰··さん?戻ってる?」
私の体に抱きつき眠る太宰さんの姿は幼子から何時もの成人男性に戻っていた