第5章 ****
血溜まり
(自由になった)
「君が最初に〇したのは〇か」
「また夢に出てきてる」
「悪いかい?君が私を呼んだんだよ」
「僕は呼んでない」
「君の心が読んだのさ、"治"」
「お前は誰だ、僕の邪魔をするのか」
「ねぇ」
「······」
「君は··ーーーーー
ーーーーーー·····
ぱちっ
(また夢···あの男···僕に似てる)
目を覚ますと部屋には天音はいなかった。
分かることはずっと頭を撫でていた事
(次会ったら撃つ)
ガチャ
「大丈夫かい?太宰くん」
「森さん、明日には動けます」
「無茶はしないで、熱もあるんだし」
(·····森さんには感謝してる)
あの囲まれた"悪"から自由をくれた最初の人