第5章 ****
薬が体に入る
ぽや···ぽや···
(体に何かが溶け混む感じ···あたたかさ)
「きーら、きーら、ひーかーるー··」
「天音···離れないで」
「おーそーらーのーほーしーよ···(眠りそう)」
「僕は··ひとごろしじゃ···な···い···すぅ」
「まーばーたーきー、しーてーはー···」
「···すぅ····すぅ」
(寝れてる)
ーーーー····
(太宰くんも天音くんの前ぐらいだな、あんなに安らかな顔になるの)
出会った時から仮面を付けた道化師
心あらず
自由になるには演じるしかない
だから自由を選べるように渡した
ゾクッ
(でも〇を平然と撃てるあたり根っからのマフィアだよ)