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人間失格 -愛-

第5章 ****




ひとごろし

(····〇に言われた)

「太宰くん、良く出来たね···君はこれで自由だよ」

「自由··?」

「あぁ、私と行けばもっと自由···ーーーーーーーー


バン···
「だ··ざいくん?」

「お前は誰だ」


ちがう
おまえが僕を自由にさせる訳じゃない···


「君が自由になれるには"愛"と"友"を見つけるんだよ」

「···誰だ」

「わたしかい?少年··また会おう」


ーーーーーー·····


ハッ
「···待って!」

声を出す
手を上げる
誰もいない

ガチャ
「起きましたか?」

ハッ···はぁ···
「天音···」

「?熱は下がりましたか?」

「来て」
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