第5章 ****
ーーーーー····ひとごろし
ハッ!
「ああああ!···あっ···あ」
風邪引いたからか、あの時が鮮明に覚えてる
撃つ瞬間···
絶望になる顔
撃たれた時
絶望と叶わない希望を砕かれた顔
ガチャ
「失礼します。気分は変わりませんか?」
がばっ··
こわい
いやだ
「!、太宰さん!?熱があるのにいきなり動いたら··」
ぐらっ
「人殺しじゃない!··僕は!生きたい!、自由になりたい···はぁ··はぁ、はっ··家族は··」
どさっ···
「太宰さん!?」
太宰さんが倒れる。
熱があるからかうなされ··怖い夢を見たのか···
「···僕は··人殺し··じゃ··」
「····子守り歌を歌いましょうね···きーら、きーら、ひーかーる···」