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人間失格 -愛-

第5章 ****




(?何だか熱っぽい。)

「太宰さん失礼します」

「何···っ」

ぴとっ

(額が重なる)

「やはり熱があります。太宰さん服を脱いで寝てください、私は首領にお話してきますから」

「熱はない、関係ない事までに手を出さないでよ」

「太宰さん、貴方はまだ若い。今のうちに休まないと余計に体が悪くなります」

「···分かったよ」

なで
「お利口さんですね」

パタン
(熱が出れば死ねる。都合がいいじゃないか)

あの時もそうだったな


(首領から渡された銃を握った瞬間から記憶がなくなった)


気づいたら、血溜まり

今も


ピチャ
「〇〇さん」

血溜まりの中に誰かが呼ぶ

パチッ
「····寝ていた」

ホッ
「少しうなされていましたから」
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