第4章 わらってわらって
ちらっ
(Qさんの人形··確かQさんを傷つけるといけないって中也さんから聞いた、だけど傷つける事をしなければ大丈夫だと聞いたな。)
もぞっ
「んぅ···ぅ、やだ··」
「Qさん?」
ぽろっ
「···やだよ····僕も···やだ··」
「Qさん、御無礼を失礼します」
寝てるQさんを起こさないように、抱き上げる。
「大丈夫ですよ、貴方を傷つける人はいませんからね」
···パチッ
「····ぅん··天音」
今ちょっとだけ本音を聞いた
ーーーーーー·····
コッコッコッ
(返り血洗わないと、はぁ最悪)
ピタッ
(そう言えば最初の頃よく返り血浴びても何も思わず平気な顔していたけど、天音が···)
「ち····中也さん···太宰さん···の服、血が」
「ほっとけ」
「······」