• テキストサイズ

人間失格 -愛-

第4章 わらってわらって




コッコッコッ···ピタっ
(こ···怖かった···)

誰もいないのを確認して私は座り込む。

グスッ···
(我慢、しなきゃ)

コッコッコッ
「誰かいるのか?」

聞きなれた声がする

ひょい
「天音じゃねーか、どうした?··うぉ!」

ぎゅっ··
「···ちょっとこのまま」

「いいぜ、ずっと···」


タッタッタッ

ハァ、はぁ··
「天音!」








「···抱きしめてやるよ」



何で····私ばかり泣いて

中也には

笑顔なの?

君は···私の伴侶なのに


コンコン···
「太宰さんいますか?」

「入って」

ガチャ
「失礼します、首領がお呼びです。失礼しました」

パシッ
「ごめん!」
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp