第2章 あいあい
その日から、マフィアの屋敷にきらきらした海色が働いていた。
じー···
(何で助けたし。···また死ねばいいや)
私はその場を後にした
ガチャッ
「首領、お呼びですか?」
「うん、ちょっとね···君が助けた太宰くんの件でね」
「あの子は太宰さんって言うんですね」
「あっそうか昨日初めて会ったんだよね。太宰治、マフィアにずっといる子」
「そうなんですか····(まだ幼いのに、いやマフィアだから年齢関係ないのかな?)」
「そこで、お願いがあるんだ。」
ーーーー······
コッコッコッ···
(ふとした時にでもいいから話し相手になってくれないかって言われた···)
だけど普段私は書類整理とか雑務的な事ばかりしてるから太宰さんの事見かけないんだよな。
コッコッコッ
(うーん··年齢に合う話··何がいいかな?)
曲がり角を曲がると
どん
「きゃっ··ごめんなさい!怪我してませんか?!」
ぶつかった相手を見ると
「···怪我··ない」
噂の太宰さんがいた