第3章 ほしいほしい
夜遊び·朝帰りしなくなり
仕事も任務もやるようになった太宰さん
だけど明らかに関係ない事をするようになった
コンコン
「太宰さんいますか?」
ガチャ
「入って」
「···失礼します」
パタン···ガチャん
(鍵締めは合図)
···チュ
「····っ」
そう
太宰さんの部屋に呼ばれ
何故かキスをされる
最初は触れるだけのキス
だけど今は···
クチュ···チュ、チュク
「ん····ぅ、っ」
「まだ、離れないで····んぅ」
私が逃げられないように、太宰さんが抱きしめてくる
(太宰さん···力強い···)
チュ··チュク、クチュ··
(やっぱり、私が求めていた匂いだ···)
優しくて、甘くて
だけど、悲しくて····