第3章 ほしいほしい
ーーー·····
ぱちっ
「うっ····」
むくり
「いてて···頭痛い」
時間的に昼前
ガチャッ····
コッコッコッ
(あの時天音がいた)
凄く安心した匂い
ひょい
「何かいい匂いする····」
「げっ、クソ太宰かよ」
「おはようございます。太宰さん」
「同じ台詞、でふたりは何してるの?」
「あぁ、お昼作っていたんです。中也さんがパスタを食べたいとお話していたので」
「ふーん····」
「天音、鍋から泡が!」
「うわっ!」
「······ねぇ」
「どうしました?」
きゅっ
「私もパスタ食べたい」