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人間失格 -愛-

第18章 たんたん 15歳



屋敷内に一室に御膳を並べて

上から見下ろされてる遺影の視線を感じながら食べる味より



「···何か食べたい」

「甘いの食べますか?確か飴が··ありました。」

「何味?」

「カンロ味とザラメですね」

「カンロ」

「はい、どうぞ」

「·······」

「太宰さん?」


「入れて」

かさかさ
「カンロは甘じょっぱくて私は好きです」



かろん
「···不思議な味」

でも

味しなかったご飯よりいい
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