第18章 たんたん 15歳
(··何か嫌な夢を見たのかな?)
太宰さんはまだ幼い
だけど幼さを隠しながら血を浴びては死に場所を探す。
『天音君に太宰くんのお世話を頼むよ!』
『お世話、ですか』
『うん!特に何をしろとかはないから。ただ』
『·····』
さらっ
(···寄り添いを忘れないことって言われたけど··怖がらず、離れないように過ごそう)
✿✿✿
ぱさっ
「終わり」
「書類作成お疲れ様です(そして頭脳もピカイチ)」
「なーんで森さんの書類をやらなきゃいけないんだよ!」
「首領も忙しい身ですからね。紅茶飲みますか?」
「昨日私が君の部屋に入って寝たの怒らないの?」
たんたん
「えっ」